ずばり、髪は生きているの?
毛髪を作る最初の未分化時には、髪の細胞はしっかりと生きている。
毛髪分化した時には、角化細胞となり細胞としての働きを失っています。
毛髪を作るのは、毛包の周辺にある細胞が大きく関係している。
毛包の最下部に毛乳頭があり、毛細血管から栄養と酸素を受け取る。
毛乳頭に接した、毛母細胞が毛髪を形成する。毛包部には、色素形成細胞もある。
毛母細胞から皮質細胞やキューティクル細胞へ分化し、毛髪を形成する。
分化(角化)する過程では、細胞内には細胞骨格タンパク質を作り出します。
この細胞骨格は、「ケラチンタンパク質」になります。始めは、とても小さなケラチンタンパク質ですが、徐々に大きなケラチンタンパク質に変化し、繊維状のケラチンフィラメントになる。細胞内を埋め尽くすと、細胞核が壊れる。この状態を角化と呼び、タンパク質を発現できない状態になる。
外部から何かの成分を与えて、ダメージを受けた毛髪を元の状態に戻すことはできません。
ダメージ毛については、いかに本来とよく似たような官能を取り戻せるか!
補修による対策こそが唯一のアプローチとなります。