美容室でスタッフを雇って1~2店舗で、運営している
「いつも儲かって無いと感じている!」
この状態を改善するには、もう少し売上を上げれば良いと考えていました。何年たっても同じ状態から変化がない。本当に重要なのは、粗利益高だったのです。
儲かっていない、だからもう少し頑張って売上を上げることだと考えていました。
毎日の営業に追われて、細かな数字を分かりやすく見るクセをつけていなかった。
粗利益高の中から、「何にどのくらい支払っているのか」が明確になっているか。
例えば、売上が少しダウンすると、かなり大変なことになります。最も負担となる比率が高いのは、人件費と家賃です。最悪の場合、給与や家賃の為に借り入れが必要になります。
重要なのは「粗利益から支払いをしている」のだと数字で把握すること。
例えば、先生技術者とアシスタント1名で運営している場合。人件費が抑えられている分、利益も残しやすい。
ところが、もう少し売上を伸ばそうとスタッフを増やすと利益が残らないことも。つまり人件費以上の売上が上がらなかったからですね。
支払いに余裕が無くなると、売上を伸ばそうと必死に頑張ろうとします。売上高が足りないと、粗利益を忘れてしまうので注意が必要です。
この状況を解決する多くの場合に、2つのパターンに集約されています。
①客単価を上げて、客数を維持し売上高を伸ばす。
②客単価を下げて、客数を伸ばして売上を伸ばす。
※(客単価×客数=売上高)
自分はどんな運営状況を作りたいのか、先に決めておくべきだという事につきます。
1.単価(低単価になるほどサービスを利用しやすくなる)
2.時間(短い時間で受けられるとサービスの満足度は高くなる)
3.品質(求めている品質が確保されていると不満は少なくなる)
単価×時間×品質=作業効率
売上(変動)=客数×客単価
そもそも、売上高よりも重要なのは、粗利益高です。
粗利益高から全ての変動費を支払っている。
常に、人を増やすと売上が伸びるわけでは無い。
粗利益額から支払うことが、具体的になっていない。
欲しい利益は粗利益から、最初に差し引いておく。
残った中から、必要な経費などの固定費と変動費を支払う。
支払える粗利益の中での運営に徹する。
このあたりで、生存対策ができたと言えます。
つまり、儲かっているとまでは言えなくても、継続できる状態になっているということです。